花について、ネットをさまよう時間が、増えている。これが結構おもしろい。街を歩けば、いろんな花が、飛び込んでくる。ふしぎなもので、今までは、まったく認識していなかったが、花達を通して、何かを表現しようとしていると考えれば、人間の潜在意識にまで、思考が広がっていく。
 お店は、お客さんに注目して頂くために、また、ここまで、アレンジできるのだと、自店のセンス、ステータスを強調する。最近は、行政もイメージ造りに、花に取り組んでいるところがおおい。とくに、気になるのが、普通の民家である。これでもかと、デコレートしているお宅が、結構ある。そんな中で、目を引いたのが、一輪だけ、何のかざりけのない植木鉢に、丁寧においてあるところがあった。何度も通る道なので、手入れしているのは見て知っている。決して、花を増やそうとはせずに、自分が観賞するためだけに、ベランダに一鉢だけ置いてある。
 すがすがしい気持ちになった。