ＴＶ

　あまり見ないＴＶを結構見てしまった。『なんだぁこりゃぁ』というのが、感想だった。ﾆｭｰｽや解説、天気予報は、なるほどと意味を感じた。『癒し』の道具が悪いとは思わないが、視聴率を追うが余りに、形を崩してしまっている番組がほとんどで、それが、現代だなとも考えてしまう。双方向という明確な目標がありながら、その具体策がまだまだ試行錯誤の段階なのかもしれない。少し意識してＴＶを見続けると、その環境があたりまえにもなるのだろうが、これは、ある種の精神的な中毒症状なのだと思えるし、今更、自分からＴＶに取り付かれるのも、努力がいる。

　このマスﾒﾃﾞｨｱ市場に富が集中しているのが事実としたら、それは、過渡期であり、これからも激しく変貌しなければならない。そんな確信に近いものさえ感じてしまった。ただ、逆に一方通行の媒体の断末魔なのかなとも思ったりする。ネットという言葉をたよりに、Pcと付き合って永いのだが、仕事に利用する以外、あれやこれやと、いつも新しいものを追いかけ、結局、常にｽﾀｰﾄﾗｲﾝに戻ってしまう。それの繰り返しが、今までだったのだと、改めて認識する。